コロナの影響で宅浪生が現状とても増えていることについての私見

こんにちは。代表のだっちーです。

本ブログ記事執筆現在(2021/5)、昨今のコロナ下における宅浪生の増加について、少し思うところができたので書いてみます。

目次

コロナ下での宅浪生の増加

2020、2021年と、コロナ下で予備校の授業が対面のものがどんどんなくなり、

予備校に通っていても、実質的に宅浪と変わらない受験生活を送っている人がとても増えていると感じています。

また、コロナが蔓延してきたことで、私のところにも劇的に宅浪生からの相談件数が増えました。

そもそもコロナが怖いので予備校に通わない、という人も中にはいましたし、

予備校に通っているものの、ほとんど宅浪みたいな感じです」という身の上を話してくれる方も増えています。

最近は東進などの通信衛星予備校や、スタディサプリなどの映像授業も増えているので、

予備校に通わずに自宅からでも上質な授業を見ることができるようになってきています。

その結果、宅浪では合格が難しいといわれていた昔と比べ、十分宅浪でも難関大学の合格を狙えるような受験環境が整ってきているのです。

私が見てきた宅浪生の中でも、スタディサプリと自学の参考書で十分合格している人はたくさんいましたし、

実際にその方が予備校に通うより「自分で考えて勉強する力」が身に着くいい経験になっているのではないかと感じています(大学以降は、この「自分で考えて勉強する力」ないとやっていけませんから)。

結果として、コロナ下で予備校に通えなくても、宅浪でわりと十分勉強できるという人が大量に増えているということでしょう。

コロナを契機とした受験業界の転換

そういった状況下で、宅浪をサポートする教育サービスは今後劇的に増えてくると思います。

スタディサプリはどんどん上質な授業を展開してきていますし、オンライン家庭教師のようなサービスはますます増えています。

オンライン自習室というサービスも最近は出てきていることも象徴的です。

Zoomのようなアプリをスマフォにダウンロードすれば、自学している姿を動画に映して共有し、他の勉強している人の姿を見ながら勉強するということが可能になっています。

図書館や公共施設にすら行かなくても、人と一緒に勉強することができる環境になってきているということです。

つまり、受験業界自体が、だんだんと「予備校メイン」から「宅浪メイン」に徐々に変わってきているということです。

 

宅浪で必要なメンタル管理

しかしながら、ご存知の通り、宅浪というのはメンタル管理やモチベ管理がとても難しいです。

私も科学的な知見や、宅浪コミュニティ、個別相談等を中心に100人以上宅浪生の相談に乗ってきた経験からアドバイスを行っていますので、よりこれらのメンタル管理なんかが宅浪生活の成否を分けるといっても過言ではないと実感しています。

その証拠に、相談の多くが、

「ずっとこもりきりなのでうつっぽくなってきた」

「なかなか人と会わないので勉強のモチベがあがらない」

といったものが多いことも挙げられます。

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コロナ下での宅浪こそ、人とのかかわりが大事

しかし、こんな人となかなか合わない状況こそ、まめに友人や家族とよく話すことが必要だと感じます。

たくさんの宅浪生を見てきた経験上、メンタルを保って勉強できるかどうかは、

家族などの周りからのサポートを十分に受けているか

定期的に遊んだり愚痴を吐ける友人がいるか

これらの事柄が、めちゃくちゃ重要だと感じています。

孤独感が健康を損なうどころか、脳の集中力や記憶力を劇的に下げることは、たくさんの研究から明らかにされている話です。

一人で勉強する宅浪こそ、一人で抱え込んではいけないという、なんとも皮肉な話です。

コロナ下でなかなか友人と気軽に遊びに行けない状況ですが、電話でつながったり、オンラインでゲームをしながら通話をしたりと、今の時代はいくらでもネットを使って友人とつながれます。

先に大学に行ってしまった友人も、きっとコロナで大学になかなか行けずに結構暇してることでしょうから、連絡をとって会話しようと持ち掛けてもいいと思います。

これらの重要性は、本ブログに掲載している、宅浪コミュニティ内の過去の宅浪生の体験談を読めばうかがい知ることができると思います。

→宅浪コミュニティ内の過去の宅浪体験談

おわりに

そういった一人で勉強する人のために宅浪コミュニティを創設したという経緯もあります。

私自身、当時宅浪する中で孤独感によく見舞われていました。

宅浪生の悩みについて人一倍理解があるつもりです。

私個人への相談も随時歓迎しています。

 

 

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この記事を書いた人

当団体代表。「宅浪を科学する」をモットーに、日々宅浪生の相談活動を行っている。青森県の片田舎から二浪、宅浪で一橋大学法学部に合格した経験あり。

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